イベント・マーケティング
私たちJSMは、スポーツ・マーケティングの分野で長い歴史と成功を誇るイベントの一つ「NECデビスカップ」のマーケティングを博報堂とともに行ないました。JSMが初めて本イベントに係わった1981年の時点では、参加国は53カ国、テレビ中継国は28カ国でしたが、その後参加国130カ国以上、テレビ中継国も80カ国以上というスケールにまで発展しました。この世界一流プレーヤーがテニスの真髄を見せるイベントのスポンサーシップを行なうことで、NECはマーケティング戦略の規模と認知度を拡大し、一般層だけではなく政府や産業界においても強い印象を残すこととなりました。
アルペン・スキー界のスーパースターが顔を揃え、その実力を競い合うワールドカップは、滑降、回転、大回転、スーパー大回転の4種目からなり、ワンシーズンで男女合わせておよそ50レースが行なわれるもの。12月から翌年3月にわたる熱戦で、ヨーロッパを主な舞台に、日本、アメリカ、カナダ、そして南米、ニュージーランドも開催国となる文字通りのビッグイベントです。私たちJSMが、このイベントに取り組んだのは1981年のことで、オーストリアのサン・アントン大会で、トヨタにメインスポンサーとして協賛していただきました。当時、日本企業初の快挙として話題となり、予想をはるかに上回る多大な宣伝効果を達成しています。さらにこのケースが多数の日本企業との関係づくりに結実。NEC、マツダ、スズキ、クラリオン、三菱自動車の仲介を行ない、ヨーロッパの美しいリゾート地(ウェンゲン、バルディゼール、サン・アントン、マドンナ等)で開催されたレースのスポンサーシップへと発展させることができました。
1983年フィンランドのヘルシンキで開催された「第一回世界陸上競技選手権」は、10億人にものぼる世界各国の人々をテレビの前に釘付けにしました。168カ国から2,000人以上におよぶ参加選手、35万人の観客と1,500人のジャーナリストを動員。メインスポンサーとなったTDKは、オフィシャルロゴ、大会使用の音楽、ビデオテープの使用権を有し、スタジアムの広告看板、プログラムやポスター、チケットなどに社名を掲載するなどの展開で認知度を拡大。特に大会のオフィシャルテープとして競技判定や記録に使用されたことが、品質と信頼性を広く世界にアピールすることにつながり、製品のステータスアップを実現しました。またゼッケンに社名を掲出する「ゼッケンスポンサー」にもなり、世界中の観衆の目に「TDK」を強くアピールすることとなりました。
1987年、ラグビー史上初の世界大会として注目を集めた「第1回ワールドカップ・ラグビー」が、オーストラリアとニュージーランドで開催されました。ニュージーランドの「オールブラックス」の圧勝で幕を閉じたこの大会で、タイトルスポンサーとなったKDD(当時:国際電信電話)もまた”もうひとりの勝者”の栄誉を受けることとなりました。100年以上もの間、運営組織が決まらず実現にいたらなかった本大会のスポンサーとなることで、世界中に”ダイナミックな国際企業”という印象を植付けることになったのです。スポンサーシップを手掛けた私たちJSMは、この大会によってKDDの知名度を高め、同時に国内外における企業イメージの向上、特に海外と積極的に交流する企業というイメージづくりをバックアップ。またテレビ放映については、私たちがNHKと民放(TBS)のジョイントをオリンピック以外では初めて実現させました。
ヨーロピアン・マスターズは、ヨーロッパPGAのプロゴルフトーナメントの中でも最も価値のあるものの一つとして数えられています。毎年、自然の雄大さと美しさを誇るスイスのクラン・モンタナで開催。アメリカやヨーロッパツアーのトップ・プロたちのエキサイティングなプレーが見られるとあって多くの観衆を集め、ヨーロッパ全土にテレビ中継が行なわれるほどの人気となっていました。過去のトーナメントの勝者には、ニック・ファルド、ホセ・マリア・オラザバル、イアン・ウーズナム、クレイグ・スタドラー、セベ・バレステロスなど真のトップが名を連ねており、中でもバレステロスは本トーナメントで3度の優勝という快挙を成し遂げるなど、話題性の多いイベントとなりました。
国際サッカー連盟(FIFA)の6地域連盟の一つとしてアジアのサッカーを統轄しているのが、クアラルンプールに本部を置くアジアサッカー連盟(AFC)です。
AFCでは、ワールドカップやオリンピックをはじめ、アジア・ユース選手権、アジア女子選手権などFIFA主催の世界選手権大会のアジア予選大会を主催。また独自の大会も開催しており、JSMでは、AFCとのパートナーシップにより、そのスポンサーシップセールスやテレビ放映権の交渉を手掛けました。
ジダン、フィーゴ、ロナウド、ベッカム、ラウル……。世界最高峰のトッププレーヤーを擁したスペインのサッカーチーム「レアル・マドリード」が2003年夏に初のアジアツアーを敢行。JSMは日本への招聘に一役買い、毎日新聞、グレータートウキョウフェスティバルの協力を得て、8月5日にFC東京との親善試合を開催。東京ドームでの公開練習などのイベントの企画運営をお手伝いするとともに、スポンサーシップ、テレビ放映権セールス、ツアー関連のマーチャンダイジングなどを手掛けました。チームとのコーディネーター役として日本におけるレアル人気を決定づける、このビッグイベントを成功させたことで、JSMはさらに国内外の注目を集めました。


















